さようならはじめまして

未来は知らん顔さ 自分で作っていく たぶんあなたはそう言うと分かっているのに


朝から鬱屈とした気分で出社。あまったるいチョコレートドリンクを飲み血糖値をあげる。

過去にすがるなんて悲しい。終わったことを何度も何度もほじくりかえして、あのころはよかったなーと言いながら年を取るのは怖い。それがどんなに愚かしい行為でも、未来を信じたい。

昨日、後輩とごはんを食べに行った。そのあとカラオケに行ったら、後輩は、おまえとおったらおもろいわーの歌をうたっていて、若!っておもった。何を歌えばいいか分からずあたふたした。ふだん歌ってる曲でいいですよーと言われたので、やけっぱちであややのデビュー曲を歌ったら、後輩は、なんでよりによってこの曲なんですかーと爆笑していた。ドッキドキ!LOVEメールは名曲なんだからしょうがない。帰りの車内で、大学生のとき流行ってたDragonAshの曲が流れてて、なつかしー!と言ったら、これ僕高2のときです、と言われて愕然とした。時が逆流する。あのときまだ高2だった相手に、わたしは何をこんなにも揺さぶられているのか。

お疲れさまです、って車を降りた。あー、こんなことをしたくてご飯に誘ったわけじゃないのに。何もかがグレーゾーンのまま、通り過ぎていってしまう。みないふりするのは簡単だ。現実を直視することには痛みが伴う。でもこのままじゃだめって思う。でないと何も学習できてない。同じ過ちを繰り返すだけ。私にだって新しい未来が用意されているのだと、そう信じたい。