米は桃色
前に付き合ってた人からメールがきた、という話を男友達にすると「未練あるのばればれやんーあほやなそいつ」と言い放たれた。確かに、この人さみしいんだろなとは思ったけど、でもやっぱりうれしかったよ。一瞬でもいっしょにいた人が他人になってしまうのは悲しいと知る。
会社の先輩から仕事中に呼び出され「おれのメールを会社の人間に転送していないか」と追及される。もちろん私はそんな事していないんだけれども、そして先輩も「おまえがそんなことするやつじゃないのは知ってるんだけど」、どうしても「そんなことを考えだしてしまうと夜も寝れん」。なかなかにヘビーである。笑えん。正直毎日こんなことが続くと、精神的にぐったりくる。しかし彼は今、社会とそして自分自身と戦っているのだろう。その重さについて考えるとき、胸が痛む。孤独と戦うことは、底知れない恐怖だ。
大学時代の友人が次々に結婚してゆくわけだが、結婚するだけあって、彼女たちの安定感といったらない。あんこのぎっしりつまった大福のようにずっしりと落ち着いている。要は大人。それに比べ私は「なんでうまくいかんのー」とじたばたしている子供のよう。自身の行動や言動が常にうわすべっている気がしてならん。私はこれからどうしたらいいのかねえー、と菩薩のような微笑を湛える友人にすがりつくと「よっちゃんはねーもうちょっと肩の力を抜くといいよ」。あーもうこの人の安定感には一生勝てんな。
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もうすぐクリスマスがやってきますが、告白っちゅう世にもこっぱずかしい行為を済ませたためか、ぐっと気が楽になった。クリスマスなんて怖くない。つくづく人間てのは自分勝手な生き物です。