とりあえず「さようなら」

ぽけーっとFNS歌謡祭をみてたら、ミスチルがでてきて「名もなき詩」と「旅立ちの唄」をうたって帰っていった。ひさびさに音楽をきいて泣いた。涙で画面がちゃんとみえなかった。そんな私の様子に妹はひいていた。ジョンレノンはこの世を去ったが、桜井さんがこの世に生き、歌をうたっていることに感謝した。

同期で飲みに行ったときのお金を回収するため、彼の課に行って「お金かえして」とゆったら「あーごめん、今もってないわ」と言われ「じゃあ明日でいい」と言って帰った。帰り道、突然どうしようもない悲しみに襲われてアパートのドアを開けた瞬間つっぷして泣いた。こんなんじゃあだめだ、とおもい彼に電話して、今までずっと好きだったことを告げた。じぶんの気持ちの半分どころか2割もまともに言葉にできんかった。さいごに「ちゃんとお金はかえすように」と言ったら彼は「わかった」と言って笑った。

好きって気持ちなんて美しいものでもなんでもなくて、結局はエゴのかたまりでしかない。これから私は死ぬほど後悔するかもしれない。でも、いつか、いつか、この人のことを好きになってよかったと思いたい。錯覚でもいいから、そう思いたい。