世界が終わる夜に

生命力

生命力

たとえば虚しく時が過ぎ 馴れ馴れしい静寂が来る
しまった もう世界は終わっていた

「世界が終わる夜に」って響きが今の心情にジャストドゥイットなあたり、いよいよかもしれん。まー私はこの1年そうゆうことばっかり言って周りを困惑させてますがね。それにしてもチャットモンチーには女子力を思い知らされる。多感で繊細で女子特有の冷めた感覚もあって、そう、20代前半の悩める女子がきくとよいでしょう。

朝の社内放送でスピッツの「君が思い出になる前に」が流れてて、うげーってなった。心臓をえぐりとられるような痛み。リクエストしたやつは誰かしらんが、その日1日仕事にならんよまったく。

久美子に電話で「つまり、彼女には勝てないってわかってるけど、その同期の女は心のどこかで勝てる相手だと思ってるから、要は負けて悔しいわけでしょう」と言われ、完全降伏する。私って嫌な女だなー。
潔く彼から撤退することを決めた彼女は、海を見つめ何を思ったのでしょう。ずるずると1年以上執着し続ける私には、一体何が残るのでしょう。

なんかの雑誌のインタビューで竹内結子が「恋愛は、相手に見返りを求めないこと」というようなことを言ってて、竹内は人間できてるなと思った。私は見返りを求める。私が恋愛において献身的なのは、認めてほしいし好きになってほしいしこっちを向いてほしいからだ。そういうのが不健康な思想ってことも、本当の愛じゃないことも知ってるけど、欠陥のある人間は、自分に足りない部品を求めてしまうんだよ竹内。そうしてそれが相手を遠のかせることも知ってはいるんだよ竹内。

別れた彼氏と土曜にナイナイサイズをみながらアイスを食べるのがすきだった。駅からアパートまでの道のりは苦痛だった。夏の暑い日に20分も延々と歩き続けて無口になった。あの番組も、あの駅に降り立つことも、今はもうない。それだけのことで人は酒を飲んで泣いたりする。

会社の先輩にドライブに誘われたりするわけだが、その反面「会社の人間に俺のこと吹聴してるやろ」等、事実無根の事由で責められる日々に、神経すりへる。同期としゃべっただけで「おまえら付き合ってんのか」、仕事中ため息ついただけで「俺のこと軽蔑してるんやろ」、そのたび笑顔で「そんなことないです」。

私は、窒息しそうに狭く、沼のように暗い世界で生きている。