桜はとっくに散っていた。お花見、したかったな。

新入社員の男の子は、いまいちフレッシャーズ感が足りない気がする。やたらと低姿勢なんだけど、その姿勢に謙虚さが感じられない。ちょっとした雑用教えただけで、深々と一礼。なにその営業マンのようなスマートさ。もっと、こう、新人らしくおどおどしててもいいじゃないか。と屁理屈こねてしまう自分がなかなかに嫌です。

ひさびさに仕事でヒートアップする。何をどう言ってもぬかに釘、っていう人としゃべるのは体力消耗するなー。これが仕事なのかそうなのか。なんか、この仕事って、目の前にずどーんと立ち塞がる壁があって、その壁を打ち破らないと前に進めないっていう、そういうアレな感がある。でもって壁と戦うのに疲れて立ち止まりたくても、うしろからは針がいっぱい刺さった壁が近づいてくるから進まざるを得ない。結局のところ壁をどう破壊するかっていう技量のみ。その技量が、今のわたしには絶対的に足りない。

しかし、家に帰っても仕事のことを考えることで、何かから救われている私も確かに存在するわけだ。はたらくってなんなんだろ。1日の大半を費やすその作業の意義って何。就活中の学生みたいな2年目の春。