ミネラル不足

花鳥風月

誰かを憎んでたことも　何かに怯えてたことも
全部かすんじゃうくらいの　静かな夜に浮かんでいたい

流れ星　流れ星　本当の神様が　同じ顔で僕の窓辺に現れても

むかしマイベスト（だっさー）を作った関係で、わたしのアイポッドはスピッツであふれている。「流れ星」はスピッツがキムニールえみり（辺見えみり）に提供した曲なので、どうもいけすかんと思っていたけど、草野がうたうとやはりいい曲なのであった。涙がでるぜくそう。今の心理状態できくスピッツは傷口に塩をぬりこむようなもので、ものすごーくしみる。しかしアイポッドをシャッフルすると、何故かかなりの頻度でこの「流れ星」がかかるので、あえて傷口に塩をぬりこんでみるわたしはもうひたすらにMなのでありました。

春風

揺るがない幸せがただ欲しいのです
僕はあなたにそっと言います
言葉をひとつひとつ探して
花の名前をひとつ覚えてあなたに教えるんです

でもって京都ボーイズ・くるりは最強ですなー。このバンドとは永遠に馴れ合っていきたい。めがねじゃなくてもへんな髪型でも若干ずぼんのすそが短くても、岸田繁は文系男子の最高峰・エベレストである。アジカンの後藤くんもめがね男子の新星としていい線ついてるんだけど、彼はちょこっとスポーツの香りが漂っとる。休日フットサルとかしてそうだもん（ちょう勝手なイメージ）。けしてーリライトしてー、だもん（決してばかにしているわけではありません）。

「それでも僕はやってない」をみる。
みおえたあと、映画の出来に対して特に大きな不満も無いのにどこか釈然としないので、このなんとも消化しづらい感情はなんだろうと考えた。まあ要は、映画が伝えたいことと、観客がこの映画に期待していたものにズレがあったんではないかと。監督のやりたかったことはよくわかる。でもって、そのやりたかったことが完璧に表現されている上質な映画だと思う。ただ、わたしたちがshallwe周防に求めるものとは少し違ったのではないかと。このテーマで何かを伝えたいと意気込んでいるなら、もうちょっと娯楽性を重視したほうが、観客の心に残るものが出来たんじゃないかなあ。映画館を出たあと交わされる会話が「社会派だったねー」で終わってしまうのは勿体無い。

しかし、相変わらず加瀬亮はかっこいい。文系オシャレ男子のモンブランや〜（彦麻呂）。

その日はちょっと、とお茶を濁すと「コンパ？」と聞かれるようになった。このキャラなんとかならんものか。