金曜日、よしださんから電話があった。いまマンションの前におるわーと言われ、下に降りていくと、会社の飲み会帰りであるよしださんはすでに酔っていた。そのままふたりで飲みに行った。仕事の人間関係とか、人生設計とか、最近買ったカルティエの時計とか、デザートのパンナコッタが甘すぎるとか、しゃべりたいだけしゃべって帰っていった。飲んでるときに何度も彼女から着信があって、ことごとく無視していたけど、最終的には「嫁に殺されるー」とあわてて彼女に電話をかけていた。そんな金曜の深夜2時。わたしなにしてんだろうな。