いちごとレモン

ジョアのいちご味が好きで、ヤクルトレディーがまわってきたとき先輩に買ってもらったりするんだけど、ときどき、5回に1回くらい、レモン味な気分の日がやってきて、で、レモン味のジョアを飲んでると、レモンもいけるなーって思うんだけど、次の日いちごに戻ると、いちご味の安定感に落ち着くっていうか、あーやっぱいちご味!っておもう。で、まあ何が言いたいかっていうと、私は好きな人にとってのいちご味になりたいのに、レモン味にしかなれんのよね」

っていう話を昼飯たべながら同期にしたら、ひかれた。てゆうか「何かあったやろおまえ」と的確なツッコミをうけた。で「いや、君はじゅうぶんいちご味だよ」とか「レモン味がスタンダードな人もいるって」とかフォローされ、最終的には、え?これ何の話?みたいなことになった。私の情緒不安定さはときどき皆をカオスに連れ込むので大変申し訳ない。


きのう仕事おわったあと、あーあー今日はクリスマスかー、と誘ってほしいんですけどオーラを出してたら、見かねた同期と後輩が飲みに誘ってくれた。駅前の居酒屋で後輩にちやほやされていい気分で酔っ払っていたら、なんと、最高に最悪なタイミングで、偶然、前に好きだった男が飲みにやってきたのであった。なんとなく合流して飲むことになり、クリスマスに「遊ばれて捨てられたのにも関わらず告白までした男と飲む」という最低な構図が完成した。でもって彼の話は相変わらず女と風俗の話ばっかりであったので、しばしトイレに避難し運命を呪った。

店を出て、酔った男は「風俗へ行く!」と声高らかに宣言していた。精一杯の笑顔で、おーいってこい!と送り出した。さようなら、私の最低なるクリスマス。

後輩が家の前まで送ってくれた。家の前でコーヒーを飲みながら仕事の話をしているとき、突然「いやーでも僕ほんと○○さんが好きです」って言われて、ずきゅんときた。でも同時に、私は自分が彼にとってのレモン味であることを知っていて、いつか興味の対象からこぼれおちることを知っていて、うれしくて、さみしくて、でもやっぱりうれしかった。

不味い展開。