ともだちに好きな人のことを話すと、みんなの「そんなやつ早く忘れちゃえばいいのに」っていう慈愛に満ちた表情がくるしいから、じぶんの正直なきもちを話すのがこわい。帰りの電車の中で友のやさしくもきびしい言葉を反芻しては、もれなくへこんでいる。わたしには、みんなにわかってもらえなくてもいい!ってほどの強さがない。ほんとうは、いつかは、みんなに、よかったねっていわれたい。すきなひとの話をするのがこわい恋をしてるなんて、かなしい。

風邪をひいた。熱でふらふらとする体をひきずって出社したけど、ぜんぜん食欲なくてお昼も喉を通らなかった。机につっぷして水ばっかりごくごく飲んでたら、すきなひとがチョコレートをくれた。わたしがまいにち3時のおやつに売店で買ってるチョコレート。何か食べなきゃだめだよ、ってそれだけ言って去った。すきなひとが売店でわたしのためにチョコレートを買ってる姿を想像した。そのイメージ図だけで、なんかそれだけで、がんばれる気がした。

Perfume Second Tour 2009『直角二等辺三角形TOUR』 [DVD]

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DVD買ったよ、って言ったら、貸して、って簡単に言うけどさ、ふたりで一緒にみたくて買ったんだよーばかばかばかー

ってゆう乙女心はさておいても、かしゆかがかわいくてしにそうです。

だけどこんなに胸が痛むのは なんの花にたとえられましょう

ひさしぶりにくるりきいたなー。

好きな人が家に遊びにきたとき、「おまえんちの歯みがき粉、マズイから今度はクリアクリーンにして」、「コンタクトの保存液、もうないで」とか言われるたび、彼のその偉そうな態度にほっとしている。すきなひとの横で寝ていると、ときどき目がさめて、この世でいちばん好きな人の寝顔が今わたしの横にあることが信じられなくて、しばらくぼーっとしてしまう。朝は、彼がジャージを脱ぎ捨てテキパキと着替えている姿を、まだねぼけた頭で「あーもう帰っちゃうんだなあ」と眺めている。鏡の前でネクタイをしめる姿をみてると、私の知らない人になっていく気がしてすこしこわい。ひとりになると、さっきまで一緒にいたはずなのに、不安でくるしい。

さっき電話があった。明日の仕事の話。すこしさみしくて、でもうれしい。
未来のことはわからない。とりあえず明日はがんばる。

すきなひとが風邪をひいたとの一報を受け、ポカリやらおかゆやら冷えピタやらを買い込んで、自転車で20分。玄関先で咳込む好きな人の姿を前に、39度ちかく発熱していてもひげがはえてても上下らくちんスウェットでも、ああ、やっぱりすきだなあ、と不謹慎にも、そんなことをおもっていた。正月用に用意していた自分ちのみかんをつめた袋を胸にぐいっとおしやり「ビタミンC取れよ!」を捨て台詞に、また20分、自転車をこいで帰った。夜の風がつめたかった。後刻、あのみかん腐ってたよ、と報告を受けてがっくりきたけど、「おまえらしいよなあ」と楽しそうに笑う声に少し救わわれる。うん、わたしもそうおもう。

今年はやめるからあずかっといて、って渡されたタバコの箱とライターがわたしの部屋の片隅にそっとあって、いつ見てもじっとそこにあって、なんかそのたばこをうれしいようなせつないような気持ちで眺めているわたしは「ゆれる」にでてくる真木よう子みたいだなあとおもう。でも、残念なことに、わたしはあんなに素敵なお顔立ちと素敵なボディを持ち合わせていない。

今日、元気に出勤した好きな人のパリッとしたスーツ姿を見て、げんきになってよかったなっておもった。ほんとに心からそうおもった。

きみのせいでおおきくなった未来

これから好きな人に会うのでドキドキしています。昨日はおおみそかで、ひとりでガキ使をみていたらいつのまにか年が明けていて、カウントダウンすらできなかったけれど、それでもふわふわとあったかいきもちのままふとんには入りました。ひとりで飲んだワインのせいもあったかもしれません。26にもなって脳内が「何を着ていこう」っていうしょうもないことでいっぱいになってるなんて、はずかしくて誰にも言えないのでワールドワイドウェブに公開してみます。
今年も何卒よろしくおねがいします。

いっしょにのんでて夜おそくなったのですきなひとの家にとまることになった。めずらしいパターン。なんだか緊張していっしょに食べてるコンビニプリンの味がよくわからなかった。カラメルがほんのり苦かった。とまるつもりはなかったので、はぶらし持ってないやーと言ったら、新品のはぶらしをくれた。いいの?っていろんな意味をこめて聞いたつもりだけど、おーいいよーってなにも考えてないような返事だった。彼女の品であろうファンケルのクレンジングオイルやらくるくるドライヤーがならぶ洗面所で歯をみがいた。いちおう気を使って彼女のぶんは隠してくれているのか、スタンドには1本しか歯ブラシが刺さっていなかった。なんだか怖くてはぶらしを隣に並べられなかった。そっとハンドソープの横に、できるだけ無造作に見えるように、置いて帰った。はぶらし1本で、私はこんなにもうれしくてかなしい。

こころはしかく

前髪切りすぎた。

よしださんからはあいかわらずのメール。

すきなひとにデートのおさそいメールを送信したけど、返事がかえってこなくて、あーあってかなしくて、そう、確実にかなしいはずなのに、でも、心のどこかでほっとしている。

こいびとでもなんでもないからあたりまえなんだけど、今週末もあえない。